ファーストペンギンは新しい海へ

学ぶことの楽しさ

無事に笑顔で終わることができた今回の職場で一番の発見、一番の収穫は、学ぶことの楽しさを知ったことだった。

フロントの社員の人たちは通常の業務と更に難関資格の取得を求められていたし、専門職の人たちは勉強が必須だった。みんな息を吐くように勉強をしていて、そんな環境に刺激を受けた。

毎日朝早く起きて、こつこつ勉強した。仕事をおろそかにすることもなく、簿記2級、3級を取ることができた。特に簿記2級は難関回に当たって何度も落ちた。その度にもうやめようかと落ち込んだけれど、最後までやりきった。

すごく自信になったし、職場の人たちにも認めてもらえた。未知の世界だった経済や会計について興味を持つことができて、世の中の事象を新しい視点で感じることができるようになった。

大切な仲間

プロジェクトによって働くメンバーが変わるシステムで、オフィスもフリーアドレスだったため、人間関係はドライだった。

基本的にその場の関係だから、変に気を遣い過ぎたり、媚を売ったり、悪口を言ったり、上辺のつき合いをする必要性がなかった。

忖度なく、しかし敬意を払いつつ、無駄がない。個人と個人のぶつかり合い。プロジェクトに必要な人間が集まって、不要な人間は外される、シンプルな関係性。

そんな中で、いろんな枠を越えて仲良くなれた仲間がいた。ドライな環境だからこそ利害関係なく、親しくなれる人とは深く親しくなれた。

自分の転職先も、職場で親しくなった仲間が紹介してくれたものだ。これからの人生にかけがえのない仲間を得ることができた。

コミュニケーション能力

ドライな人間関係が普通の職場で一番苦労したのが、フロント社員の人たちとのコミュニケーションだった。

自分はアシスタント職だったから、一緒に仕事をする人のことをある程度は理解しないと仕事がとてもやりにくい状況だった。

もともとコミュニケーション能力は中の下くらいだった自分にとって、最大の難関。

どんなやり方で仕事をするのか?どんな思考なのか?どんな資料が好みなのか?どこまで求められているのか?スピード感は?専門は?経歴は?生活環境は?

こちらから合わせにいって、型にハマるまでが本当に大変だった。しかし型にハマれば何倍速もの速さでクオリティの高い仕事をすることができた。

そして仕事がうまくいくと信用してもらえて、心を寄せてくれて、さらに仕事がうまくいく、、というサイクルに持ち込めた。

そういうサイクルに持ち込むのに、とにかくこちらからできる限りのアクションを起こして、常にアンテナをはることで理解することができた。

終盤は、少し話しただけでその人の求めていることや求めていないこと、話したいことや話したくないこと、やりたいことややりたくないことが、手に取るようにわかるようになった。

気持ち新たに

・学ぶことの楽しさ

・大切な仲間

・コミュニケーション能力

終わってみると、今回の職場に来る前の自分とは全然違う自分になっていることに驚いている。

なんて実り多くて、充実していて、自分らしい時間だったんだろう。

大変だったけど、楽しかった。

次のステージではどんな自分が待っているんだろう?

お楽しみに。

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