悩み迷う日々
11月の終わりに組織のボスである当麻さんと朋子さんから自分の職種転換について提案をしてもらって1ヶ月弱。
たくさんたくさん考えた。職場の人にも話を聞いてもらった。自分が社員になったとしたら、直接の上司、先輩、同僚、管理者になるだろう人たち。
転職した人で過去に一緒に働いていた仲間。同じような仕事をしていた元彼。
社員になることに対して持っている私の不安、疑問をたくさん聞いてもらって、たくさんアドバイスをもらった。
いろんな立場からいろんなアドバイスをもらって、そして、出した結論。
私は、社員になる。
先は見えない
書いてしまって震えている。アドバイスをくれた人たちは概ね前向き検討を勧めてくれたけれど、その一方で過酷さも警告してくれた。
社員になったとして、どう働くのか。何がやりたいのか。何ができるのか。最初の2~3年の内は問題ないだろう。だけどそれからのキャリアプランは?
社員を希望した場合、
- 1月頃に履歴書を提出、面接。
- 2月頃に1ヶ月ほど試用期間で社員業務
- 3月末で事務アシスタントを終了
- 4月から正式に社員として働く
履歴書については管理者に確認済。自分は大学を出ていないし、キラキラした経歴もない。それでも良いのかどうか。
現場にいる人たちは私が知る限り、大学は最低でも関関同立、MARCHレベル。国立大や早慶レベルは当たり前、最高だと東大京大、もしくは海外の大学出身。
会計士やMBAの資格保持者、英語はビジネスレベル、金融機関や一部上場企業、大手システムコンサル、外資コンサルからの転職者。
学歴・経歴等で採用を選別しているわけではないからそれは問題ないと言われた。そもそも普通は応募してこないだろうと思えるけれど。
やるしかない
面接は当麻さんと、会社の人事担当者。本部への書類提出。これはもうほとんど建前のステップと言ってもいい。当麻さんの推薦ということであれば、この段階で不採用になることは考えにくい。
要するに私のこの決断が、社員への道を90%決定付けると言っても過言ではない。
毎日毎日、きっとやれる、という気持ちと、絶対に無理だという気持ちが闘っていた。
踏み出す勇気
やると決めた決定的な出来事というのは特にない。強いて言うならば「学歴、経歴、能力、経験、資格。無いものを数えても仕方がない」という開き直り。
当麻さんと朋子さんが全面的に私を信頼して提案してくれたこと。職場の人たちが親身になってくれたこと。辞めて独立した仲間が、「もし無理になったらうちで働いたらいいよ」と言ってくれたこと。
そして何より、この迷い悩んでいる日々も毎日職場に行くのが楽しくて、今の環境が好きで、一緒に働いている人が好きで、気の済むまでここにいたいと毎日思えたこと。
クリスマスイブに、ボスへ伝えようと思う。これからも一緒にいさせてほしい。素直な気持ちを、ありのままに。