かけがえのない日々
ボスの当麻さんと密に仕事をするようになって数ヶ月。毎日が楽しくて仕方がない。密に、と言っても毎日関わりがあるわけではない。
私の本来の仕事は別にあって、当麻さんの仕事はある意味業務外で特別なこと。時間的にもほぼ残業対応でやっている。だけどまったく苦ではないし、心底楽しくて仕方がない。
残り半年を切っている今の仕事の契約期間を思うと、今のこの楽しく実り多い時間がキラキラしていて、胸がしめつけられる。
走り抜ける
一緒に働ける期限があるからこそなのかもしれないけれと、この半年ほど、そしてこれからの半年の時間が自分にとってとても貴重な経験になるだろうことはもう自分でわかっている。
だからこそ、今、この瞬間も止まらずに走り続けられるんだと感じている。日々の仕事を疎かにしないこと、残業対応すること、関連の勉強をすること、すべてのことに惜しみなく全力を捧げられる。
毎日の仕事をこなしながら、頭の中は当麻さんのことばかり考えている。どうすれば当麻さんの役に立てるだろうか、当麻さんが今、必要としていることは何だろう、どうすれば当麻さんが喜んでくれるだろうか、、
一時期、男性として好きなのか、と思ったこともあったしそれは完全には否定できない。だけどやっぱり一人のビジネスパーソンとして、上司としてリスペクト、慕っている気持ちが大きい。結果、男性として素敵だという結論。
夢中になる
仕事のできる男性は純粋にカッコいいし、当麻さんは組織を率いる立場という結果もある。そして人としても素敵な人で、私はまさに心酔、陶酔していると言っても過言ではない。そしてそんなすごい人の仕事を目の当たりにできる自分に酔っているんだと思う。
社内では普通にしているし、むしろ当麻さんの仕事は可能な限り他の社員からは隠れてやっている。あまりにも目立ち過ぎるし、自分の立ち振舞いで当麻さんに迷惑をかけたくないという思いがある。
当麻さんに対しても、必要以上にべたべたしたりはしていない。社内ではあくまでもビジネスライクに。3mの距離にいてもメールのやり取りをすることもよくある。二人だけでミーティングをする時だけは、少しリラックスして。
そこにある理想
そこそこ長くなってきた社会人生活で、当麻さんは自分の理想とする上司像、経営者像に最も近く、知れば知るほど好きになっていく。
こんな人とずっと一緒に仕事ができたら幸せだろうな、と思う。もちろん当麻さんも完璧ではないし、もっとこうしてくれたらな、と感じることもよくある。
だけどそんなところも含めて自分がサポートしていけたら、、もっと素敵な人になってもらって、、たくさんの人に知ってもらって、、みんなから好きになってもらえたら、、そしたらみんなパッピーなのにな、と、勝手な夢を描いている。