上司と親しくなる。しかし媚は売らない。

縮まりつつある距離

今年に入ってから、職場のボスである当麻さんのことばかり考えている。(艶っぽい話ではない)

ここ数ヶ月、特に今年に入ってから職場のボスである当麻さんとの距離が急速に縮まっている。

ほとんどの社員からは遠い存在である人で、少し前までは話すだけで緊張を伴う存在だった。数ヶ月は本当にビジネスライクな接し方しかできず、必要最低限の対応しかできなかった。

しかし一緒に仕事をさせてもらううちに少しずつだけど雑談をしたり、意見を言ったりできるようになってきた。先日のバレンタインデーにチョコレートを渡す間柄にまでなれた。今までの距離感だと考えられないことだ。

知らなかった世界

私はこれまで組織の下の方で気楽に好き勝手やってきて、それが楽しくて組織の上の方にいる人とはほとんど関わってこなかった。関わる機会もなかった。

だけど最近当麻さんの近くで仕事をして、当麻さんの日常を目の当たりにして、本当に大変な仕事をしている人なんだと日々驚くことばかり。

これまで完璧で余裕のある人に見えていた当麻さんも、他の人と同じようにそれ以上にバタバタしていて、日々をおそろしく速いスピードで駆け抜けていた。

息をつく暇もなく、毎日を必死で走っている。今まで関わってきた人のどんな人よりも激務をこなしているように見えた。

見えている真実

もちろんそれだけ報酬を受け取っているけれど、給料泥棒のはびこるこの世の中で、当麻さんは身を削って働いていた。

多忙で余裕もないように見えるのに、誰にでも気さくで低姿勢で接している姿は、リスペクト以外の何物でもない。

それに何より、誰よりも楽しそうに仕事している姿を見られたのは、これ以上ない発見だった。

これまでに他の社員から当麻さんの噂を耳に挟むことは度々あった。「部下を石ころのようにしか思っていない」「特定の女性社員にベタベタしている」など、どれも良い噂ではなかった。

噂の真偽はわからないけれど、少なくとも私はとても良くしてもらっていて、これからも当麻さんの力になりたいと思っている。

自分にできることできないこと

アシスタントとして特定の人のサポートに付くとき、自分のスタイルとしてとにかくその相手を好きになれないと何もできない。

上司だからといって愛想をふりまいたり、媚を売ったり上手く立ち回ったりできない。(それができたらもっと成功していたと思う)

仕事なので好きでも嫌いでも一定のことはする。だけど本当の意味でその人のサポートをするとき、かなり盲目的にその人に入り込まないと力を発揮できない。

当麻さんに対してそんな思いを抱くことができるか、それが一番の課題だったけれど、なんとか乗り越えられそうな気がしている。

課題は多い。自分の能力の問題。他の業務との両立。社内でどう見られるか。問題は多いけれど、ひとつひとつ解決していきながら楽しみたいと思っている。

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