スロースタート
2回目の簿記2級の試験日まで残り1ヶ月を切った。困ったことになかなかエンジンがかからない。絶対に合格したい気持ちはあって、いつも頭の中に勉強しなきゃという気持ちはある。
なのに1回目に勉強していた頃のモチベーションにまであがってこない。1回目は専門学校の直前対策講座に通っていて、今の時期は模試を解きまくっていた。
毎朝仕事前に勉強して仕事後もせっせと勉強していた。だけど今は、、1ヶ月前になったというのになかなか手が動かない。
仕事との両立
大きな理由のひとつに、仕事に体力を投入していて勉強にまで気が回らないということがある。
今の時期、仕事が忙しくなることはわかっていた。だからこそ1回目に合格して仕事に集中したかったのに、落ちたせいでこんな状況になってしまった。
今までにない残業続きで朝は起きられないし夜も帰って寝るだけ。休みの日も疲れて回復に時間がかかる。仕事に支障が出ることは避けたいから、勉強が後回しになってしまう。とにかく今回は自分の体力のなさをつくづく感じている。
勉強の進捗
勉強の方はさすがに2回目ということもあって、取り掛かるとスムーズに進む。1回目のようにちんぷんかんぷんで苦しみながらやっていた時とは違う。
ラストスパートでがんばれば、一般的な問題ならある程度は点数が取れるだろうとは思う。しかし簿記2級の試験はある程度の理解で受けるにはリスクが高すぎる試験だっていうことは身に染みている。
全ての論点をしっかり理解していないと対応できない。一般的な問題は最低限解けるのが大前提で、どんな変化球にも対応できないと合格はできない。
モチベーションのむこう側
何となく惰性で勉強している気持ちを払拭するために、そもそもの目的を思い出してみた。私はいったい何のために簿記2級を取ろうとしていたのか。
最初は転職するときの選択肢を増やすためだった。今は契約社員で近々今の職場からは去らなければならない。そのときに、簿記2級と今の職場の経験を引っ提げていけば有利に転職できると思ったからだった。
その理由はもちろん大きい。だけど勉強していくうちに、今の仕事に直結していて、勉強すればするほど仕事が楽しくなってきたからだった。
私はただのOA事務で入社して、実際会計の知識は求められていない。だけど仕事をしていくうちに、やはり無知では仕事の限界線が低く最低限の仕事しかできないのが苦しかった。
新しい世界
一緒に仕事をしている会計士と話をするときに、共通言語がない。会計系の仕事をするのに、私だけ同じ方向を見られないもどかしさ。越えられない壁。
簿記3級に合格したときのうれしさ。恵まれた環境。勉強したことがそのまま役に立つ。勉強していて良かったと思う場面がどれだけあったか。
残りの1ヶ月、とにかく悔いのないように一生懸命勉強しよう。誰のためでもない、自分のためだ。自分で決めたこと。きっとやりきる。