ドライブ旅へ出発
夏休みを利用して、石川県の能登半島へドライブ撮影旅に出た。旅の目的は1つ。朝日と夕日の撮影をすること。
夕方に大阪を出発。ぶらぶらと北に走る。今回のルートはこんな感じ。
サービスエリアで仮眠をとり、夜明け前に到着したのは富山県氷見市。富山湾で日の出を待つも、くもりで朝日の撮影は叶わなかった。
その日は土砂降りに合い夕日の撮影どころではなかったので、ホテルでのんびりしていた。泊まったのは輪島市のルートイン輪島。
翌朝、能登半島最先端の禄剛埼灯台へ向かう。ホテルから1時間程度。数人の人が日の出を待っている。雲の合間に、なんとか朝日を撮影することができた。
日本海の荒々しさに圧倒される。
ぶらぶらと南下して、夕日の時間に合わせて福井県の東尋坊へ。ここでもやはり雲がかかる。
日が沈むまで夕日を眺めて、途中サービスエリアで仮眠しながら明け方に帰宅。
旅の終わり
今回もほとんど観光らしい観光はしていない。ほとんどの時間を海と空を見ることに費やしていた。
輪島で泊まったルートイン輪島も海が目の前で、部屋から海が見えるし歩いて海へ行ける、とても良いホテルだった。
しかし夕日はともかく朝日の撮影はツラいものがある。今の時期、日の出は5時過ぎ。遅くとも30分前にはスタンバイしていたい。
撮影スポットまで30分~1時間程度としても、3~4時には起きて、暗い道を運転する。道に迷ってる時間もない。
頑張って着いても天候で撮影できるとは限らない。実際、雲1つない空にはほとんど出会ったことがない。
雲も美しさの大きな要素ではあるんだけれど、太陽を隠してしまうくらいの雲があるときは本当に疲れる。
カラフル
運が良ければ最高の空に出会えて、その時は写真を撮るのも忘れる。そんな時は大げさでなく、生きてて良かったなと思う。
たった数日のことだけれど、海と空を追いかけて走っていると、普段忘れかけている人間性を思い出す。日本海の力強さに胸を打たれる。
毎日の仕事は楽しいけれど、人間味の薄い、モノクロで、心を無くしそうになる日々。日の出を見ていると、じわじわと人の心を取り戻す。
いつまでこんな旅が続けられるかわからないけれど。またしばらくはがんばれそうだ。