ワークライフバランスは過去のこと?
最近ずっと仕事のことを考えている。仕事のことと言っても業務的なことではなく、自分の人生においての仕事の存在意義みたいなこと。
今の職場に来るまでは明確だった。仕事は仕事。それ以上でもそれ以下でもない。そこそこ楽しくやれて、自然に成長できて、暮らせるくらいのお給料があればそれで良かった。
仕事とプライベートは5:5が理想。仕事中心の生活は嫌だったし、かと言って仕事を疎かにするのも嫌だった。ライフワークバランスを守ることに重きを置いていた。
豊かな人生とは
この数年は、もっと穏やかに豊かに人生過ごすためには、仕事の割合を減らすべきなんじゃないかという考えに支配されていた。
空のない息苦しい街で、年間で7割の日数を仕事に費やす。働けなくなるまでそんな生活を続けるのか?そんな人生が本当に自分にとって豊かな人生だと言えるんだろうか?迷い悩む日々。
自問自答する。答えは出ない。そんな日々を過ごす中で、最近、、特にこの数ヶ月ほどで仕事に対する考え方に変化があった。
追い詰められて
きっかけはわかっている。数ヶ月前にそれまでよく一緒に仕事をしていたメンバーがいなくなり、社内ニートになる危機に直面したからだ。
社内ニートになろうとバリバリ働こうとお給料は変わらない。ボーナスもない。ただの契約社員だ。のんびりやればいい。だけど私は社内ニートになるのがこわかった。
その頃には、今の職場が一般的に言うとかなりホワイトでハイレベルな職場なことには気がついていた。そんな恵まれた職場で何もできず、何も得られず、ただ契約期間をやり過ごすなんてもったいないの極み。本物のバカだ。
それから私は考えて、動いた。今現在も考えて、動いている。考えて動いた結果、仕事とプライベートの境界線が曖昧になってきた。
ワークアズライフ
筑波大学准教授の落合陽一さんが提唱している「ワークアズライフ(仕事とプライベートの融合)」になっているのかもしれない。
私は今、自分の人生を使って実験が始まっているような感覚になっている。今の職場でやれるのは後2年ちょっとだ。それまでに自分がどうなれるのか、自分にもまったく予想ができない。
これまでワークライフバランスを第一に生きてきた自分が、ワークアズライフで生きていくとどうなるのか。楽しいのか。苦しいのか。何が得られるのか。何かを失うのか。何も変わらないのか。
2年後に今の職場を去る時にどんな自分になっていて、その先どんな自分になりたいと思っているんだろう。そう考えると今からわくわくしていて、年間で7割の日数を過ごす今の職場が大事に思えてくる。
明日はどんなワークアズライフの日になるんだろう?どんな自分になれるんだろう?そんなことを考えていると仕事に行くのが楽しみでしかたない。