思いがけない自分の発言
「また飲みに連れて行ってくださいよー!」
悪いクセが出てしまった。人付き合いは最低限にしたくて普段は貝のように閉じこもっている私なのに、一度気を許すと後先考えずに適当なことを言い放ってしまう。
よりによって、最近の悩みのタネである既婚上司の高橋さんにこの発言をしてしまった。
「また」もなにも、高橋さんとは一度も飲みに行ったことはないし、ランチにすら行ったことがない。職場の飲み会で一度一緒になったくらいだ。
仕事の休憩中に二人で話す機会があって、話してるうちに楽しくなってしまって言い放ってしまった。
高橋さんの反応
たぶん高橋さんからすると唐突だったと思う。私の中では飲みに行きたい願望はあったけれど、大絶賛自制中のため、そんなことを言うつもりはなかった。だけど高橋さんと話してるとつい素が出てしまう。
私の発言に一瞬、間があったように感じたけれど、「行こう行こう!」と快く返事をしてくれる。そこで我に返る私。
ほどよい距離感を保つと心に決めて毎日がんばって座席の移動までしたのに、飲みに誘うなんて全部台無しじゃないか。しかし、、行けるものならめちゃくちゃ行きたいのが本音。
高橋さんは快諾してくれたものの、よくある社交辞令で終わるパターンになる可能性も大いにありえる。
高橋さんは、「何が食べたい?何が好きなの??」「自宅はどの辺りだったっけ?」と聞いてくれる。男性とこのやり取りするの久しぶりだな。本当に連れて行ってくれるんだろうか。
実現するのかどうか
それからあれこれ話して、高橋さんが最近気になっているホットなエリアへ飲みに行こう!ということに落ち着いた。
だけどどちらからも、具体的に何日にいくか?とか、他に誰か誘うか?とか、そんな話題は出なかった。自分から誘っておいて、それを話してしまうとリアルになってしまうのがこわくて言い出せなかった。
どちらにしても今年はもう残り日数も少ないし、高橋さんは毎日忙しいし、行けるとしても来年になるだろうと思う。ちなみに職場では忘年会的なものはない。
思いがけない高橋さんの発言
ところで先日、私がTwitterでつぶやいた内容。これはコミュニケーション能力向上のために気を付けることをつぶやいたんだけど。
挨拶をするとき。「おはようございます」より「○○さん、おはようございます」と名前を呼んでから挨拶をする。明日から実践しよ。
— 渚 (@y_nagisa_o) December 10, 2017
これをつぶやいた翌朝か翌々朝くらいに、高橋さんから「渚さん、おはようございます」って挨拶をされた。返事を返すのも忘れて高橋さんを2度見してしまう。前からそんな風に言われていたっけ?
座席を離れたこともあって普段は高橋さんと朝の挨拶を交わすことはない。なのにこのつぶやきの直後、私の座席の近くを通りかかった高橋さんから言われて。
もしかしてTwitterばれてたりして、、と冷や汗かいた。まさかだとは思うけど。Twitterばれてるってことはこのブログもバレてるってことだ。
このブログは身バレ防止のため多少は伏せてることや変えてる箇所はあるけれど、出来事や気持ちはほとんどリアルだしほぼリアルタイムだ。
読む人が読めば、高橋さんが読めばもちろん自分のことだと、私のことだとわかるだろう。
しかしこの月に1万PVいけばいい程度の、記事数だけが無駄に増えて内容の薄いこのマイナーブログが、よりによって本人の目にとまるなんて、ものすごく低い確率だろうと自分を落ち着かせる。
一瞬テンパったけど、万が一にも特定されたとして、何も困ることはないような気もする。むしろ私のこの複雑な気持ちを伝える手間が省けてラッキーだとも思える。
今の自分の素直な気持ちは、高橋さんと話せる時間が今は私の一番の楽しみだってこと。いつか本当に飲みに行けたらいいなと思っている。