ポッカリと穴があく
日曜日に簿記3級の検定試験を受けて月曜日、火曜日、水曜日、と過ぎた。試験は自己採点でおそらく合格点は大丈夫だろうという安心感がある。
この1ヶ月、平日は早起きして職場近くのカフェで毎朝1時間、土日は数時間、久々に打ち込んで勉強をしていた。
幸いなことに早起きが習慣化していて、やけに早く目が覚める。早めに家を出る。無駄に早く職場に着く。言い様のない脱力感。
試験後のこと
日曜日の試験が終わって、職場で何人かの人がどうだった?と気にかけてくれた。自己採点では大丈夫そうです、と伝えると、みんな「よかったね」「がんばったね、えらいね」とよろこんでくれる。
不思議だった。簿記3級なんて、私がいる職場では子供がかけ算を習うくらいのレベルの勉強だ。職場の人たちは私以上にはるかに勉強をしていて意識も高い。
私が職場で試験のことをあまり言えなかったのも、レベルが低すぎて勉強してること自体が恥ずかしかったからだ。
学校のプールの授業で、泳げない人が別レーンで練習させられるような、そんな感じ。スタートにも立っていない。
次のステップ
ずっと悩んでいた。簿記3級が終わったら、英語TOEICの勉強をしようと思っていた。外資系で働いている自分には、英語がわからなければ仕事がやりにくい。早く簿記を終わらせて、英語の勉強に力を入れたかった。
だけど簿記3級の試験を終えて、次の2級を受けてみることをリアルに考え始めた。
私が簿記の資格を取ろうと思ったのは、今後ひとりで生きていくとして、この先ひたすら働くとして、その時に簿記の資格があったら、経理関係の仕事に就きやすいかなと考えたからだ。
それに今の仕事にも多少は活かせる。そして、何も持たない自分のために、何かかたちのあるものをもちたかったから。からっぽな自分になりたくない。
だけどそれならよけいに、2級を取っておいたほうがいいんじゃないかと思えてきた。
自分にできるか?
簿記2級は3級の何倍も難しいと聞く。3級でも苦しんだ自分に、果たして2級をやり抜くことができるんだろうか。
しかし今の環境は勉強するにはかなり恵まれているといえる。職場で勉強できるし、周りには会計士さんがたくさんいて、わからないことがあればみんな親切に教えてくれる。
受けるとしたら6月になるだろう。2月には間に合わない。半年あれば自分にもできるだろうか。3級の感覚を忘れないうちに2級に進むのがベストかと思われる。
しかし英語はどうする。同時並行で勉強するのは無理だ。簿記も英語もどっちも苦手だ。悩み過ぎて英語で簿記の勉強をすればいいんじゃないかと血迷う。とりあえず来週の合否発表を待とう。そして決めようと思う。