なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?~「おせっかい」と「親切」の境目~

本を読み漁る

最近、諸事情でコミュニケーションについての本をKindleで読み漁っている。そこで気になった本。


これは小説風のビジネス書だったんだけれど、他人に対する接し方について根本的に考えさせられることがたくさんあった。

私はあまりコミュニケーション能力が高い方ではない。原因もわかってる。他人に興味がないし、優しくない。他人とはあまり関わりたくないし、面倒な人間関係に巻き込まれるのは嫌。

そういうオーラを出しているし、実際、職場の人とプライベートな付き合いはしない主義。

それはそれで良いと思う。めちゃくちゃ楽しいわけではないけれど、しんどいこともない。大人の付き合いというやつだ。

変わる時

だけど最近、そろそろそれじゃダメなんじゃないかと思い始めていて、そんな時にこの本に出会った。

たくさん心に刺さった事はあったんだけれど、1番はこれ。「おせっかい」と「親切」について。

例えば先日、私は二日酔いの職場の人にトマトジュースを差し入れした。これは「おせっかい」なのか「親切」なのか。

例えば最近、風邪でのどを痛めている人のために、のど飴を常備している。マスクしている人がいたらのど飴を渡す。これは「おせっかい」なのか「親切」なのか。

行けばわかるさ

その本には、’「おせっかい」が6割、「親切」が4割、迷ったら「おせっかい」をすればいい’と書いてあった。

やってみたらだんだんわかってくる、と。どんなことが「おせっかい」でどんなことが「親切」なのか。どうしていけば、相手にとって居心地のいい人と感じてもらえるのか。

のど飴を配るという発想がいかにも大阪のおばちゃんぽくてげんなりしたんだけれど、大阪のおばちゃんは日本一、親しみやすく、誰とでも仲良くなれるすごい人種だ。

他人に興味がもてなくてなかなか思いやりを発揮できない自分には大変なことだけれど、身近な人から距離を縮めていければと思っている。

元気づけることの難しさ

今1番の悩みは、わりと仲の良い、働き盛りのアラフォー男性の病み具合いだ。

私から見ると、超ホワイト企業の専門職で仕事もできてお金もあって家庭もあって人柄も良くて何の悩みも無さそうなのに、仕事がつらいと悩んでいる。

私の方がよほど不幸な境遇だと思うんだけれど、人の悩みってどこまでいっても尽きないものだなとまた他人事のように思いつつ、心配している。

私はその人に何がしてあげられるだろうと、考えている。仕事を優先的にサポートする。愚痴を聞く。声をかける。そんな、当たり障りのないことしか思いつかない。

その人がどうしてほしいのか。わりと仲良くしているのに、さっぱりわからない。何もしてほしくないかもしれない。

声をかけるにしても、どんな風に声をかければ元気になってくれるだろうか。私はどんな「おせっかい」または「親切」を彼にしてあげたらいいんだろう。

いくら考えてもわからない。今までろくに他人のことを考えずに生きてきたツケだ。だけどきっと何かあるはずだ。考えよう。彼のために。自分のために。

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