独学はつらいよ
簿記3級をひとりさみしく勉強する毎日。簿記なんて特殊な世界観には慣れないし、勉強にも慣れない。ただ粛々とテキストと過去問に向き合う。
しかしいくら勉強をがんばってもどうしても時間が足りない。この時間が足りないっていうのは試験日までに間に合わないという意味ではなく、単純に試験時間が足りない。
テキスト通りに解いてるのになぜなのか?仕訳が遅いのか?計算が遅いのか?そもそも解き方が間違っているのか?わからない。誰も教えてくれない。
手順を分析してみる
簿記3級の試験時間は120分。問題は第1問~第5問まである。時間配分のイメージはだいたいこんな感じ。
- 第1問(仕訳)/15分
- 第2問(補助簿等)/15分
- 第3問(試算表)/40分
- 第4問(伝票等)/10分
- 第5問(精算表)/40分
第1問、第2問、第4問は妥当な時間配分だとして、問題の第3問、第5問。いくら勉強しても40分程度では終わらない。
第3問、、仕訳がだいたい20問前後くらいある。
- 別紙で仕訳(単純な仕訳しかない)
- T字で集計
- 試算表に転記または合算
- たて計算をする
- 合計が合わない
- テンパる
- たて計を再計算してみる
- 転記または合算の再計算をしてみる
- 仕訳確認
- 運よくミスを発見できればラッキー
第5問、、仕訳は10問前後くらい。
- 別紙で決算整理仕訳をする(ややこしい仕訳ばかり)
- 精算表の修正記入列に転記
- たて計算をする
- 合わない
- 再計算、仕訳確認
- 損益計算書列または貸借対照表列に記入する
- たて計算をする
- 当期純利益または損益を算出するも、損益計算書と貸借対照表の損益が合わない
- テンパる
- たて計を再計算してみる
- 残高試算表と修正記入の計算を再計算してみる
- 仕訳確認
- 運よくミスを発見できればラッキー
ある程度仕訳に慣れてきたらまだマシだけれど、仕訳するだけで大変なのに仕訳した後のタスクが多すぎる。
別紙に仕訳して集計するだけで20分はかかる。
残り20分で試算表を完成させる。
物理的に無理だ。一瞬の躊躇もなく完璧に仕訳ができて、ケアレスミスもゼロで計算ミスもゼロで書くスピードを鍛えれば可能かもしれない。
しかし簿記3級なんて簿記の入門編でそんなにハイレベルなことを求められるハズはない。何かがおかしい。
去年受けたとき、試験時間が120分あるにも関わらず80分くらいで退席している人がいて、100分くらいになると何人も何人も退席していた。この差はいったい何なんだろう。