大阪とニューヨークでプチ遠距離恋愛2

たった2週間、されど2週間

長いような、過ぎてみれば短いような、遠距離にも少し慣れてきた頃、彼のニューヨーク出張2週間がもうすぐ終わる。普段の距離は、自宅はバイクで15分の距離。職場は徒歩15分の距離。

仕事で関わりがあった時期は毎日のように顔を合わせていたし(つき合ってはいなかったけど)、つき合ってからはほぼ毎週会っていた。なので今回の物理的、時間的な隔離は初めてのこと。

連続出張で1ヶ月近く会えないことでどんな感覚になるのか不安でいっぱいだったけれど、連絡は途切れつつもこれまでと変わらずお互いを思いやれていると思う。

遠距離だからこそ

約1万Km離れた彼から連絡がくる。私はその事実に数日間うっとりとして一人でハイになっていた。

ハードワークで慣れない生活の中、疲れてるだろうにオフの日にはメッセージを入れてくれて、自由の女神象の写真を送ってくれた。

観光地には全く興味のない人なのに、私が自由の女神象を見たいって言ったのを覚えててくれたんだと思う。わざわざ私のために写真を撮りに行ってくれたのか。だとしたら嬉しすぎる。

しかも写真をよく見ると船から写した写真のよう。恥ずかしながら自由の女神象って普通に街中で、東京タワーみたいな感覚で見られると思っていたのに。

何かのついでなのかわざわざ私に見せるために撮りに行ってくれたのかわからない。だけど少なくとも自由の女神象の写真を撮ったその瞬間は、私のことを想っていてくれたんだなと思うと、ハイな気持ちが更に倍々ゲームで最上級ハイになった。

遠く離れた距離も、連絡が途切れつつあるのもどうでもよくなって、ただただ彼を想う気持ちが沸き上がってきた。

何から伝えればいいのか

私の勝手にハイテンションな気持ちを彼にどう伝えればいいのか、ハードワーク中の彼に伝えてもポカーンとされるだろうし、とにかく写真ありがとう、めっちゃうれしいよ、と伝える。そして脈絡なく大好きのスタンプを送る。

LINEのアルバム機能に彼が送ってくれた写真を保存する。これでやり取りが続いても写真が流れてしまわない。もちろん自分の端末にも保存する。彼が帰国したらまた一緒にアルバムを見て、話を聞かせてもらおう。

正直言ってこの連続海外出張期間中、彼との心の距離が離れても仕方ないと思っていた。距離はあるし時差はあるし、つき合って3ヶ月ほどで、ちょうど気持ち的にも落ち着いてくる時期だ。

だけど、彼はどこにいても変わらない。どんな状況でも私を想っていてくれるんだなと、確認できた。そんな彼を感じて私の気持ちも良い意味で落ち着いた。安心感とでも言えばいいのか。こうやって少しずつ信頼関係を築いていけるといいなと思う。

大阪とニューヨークでプチ遠距離恋愛1
2週間の海外出張へ行ってしまった 1週間ほど前に仕事でニューヨークに旅立って行った彼。期間は約2週間。長い。長すぎる。遠いからよけ...

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