今年見たドラマ
・真田丸
・ドクターX
・砂の塔
・逃げるは恥だが役に立つ
どれもおもしろくてはまったんだけど
逃げ恥はいろいろ考えさせられた。
特に’自尊感情’についてのところ。
私自身、自尊感情は取り立てて
低いわけではない。
どちらかというと高めなのか。
客観的に見ると未婚だし非正規だし
学歴はないしワープアだし
美人でもないしスタイルもよくないし
声もかわいくないし
婚活市場じゃ無価値だし
恋人にはふられるし
目もあてられないくらい悲惨な
現状だけど
一時的に落ち込むことはあっても
自分の根底を否定するようなことは
思ったことがない。
周りの友人や職場の人や
これまでつき合った人も
基本的にはある程度の自尊感情は
保っていたように見えた。
だからこのドラマを見るまで
自尊感情が低いってことがどういうことか
ちゃんと考えたことがなかった。
だけど自尊感情が低くてみくりちゃんを
傷つけまくっている平匡さんを見ていると
直近でふられた彼とダブって見えて
ハッとした。
彼はそこまでのプロ独身というわけでは
なかったけれど
平匡さんみたいに自分の自尊感情と
折り合いをつけるのに一生懸命で
私の気持ちを華麗にスルーすることが
何度もあったように思う。
彼は根本的に善人で悪意のあることを
私に対してすることはなかったし
塩対応されても私のことを
好きでいてくれるという根拠のない自信が
私にはあったから
(それこそ自尊感情が高い自分だったから耐えられたように思う)
彼を信じてなんとかやってこれた。
平匡さんはみくりちゃんを本当に
大事で失いたくないと思ったから
自分と向き合ってみくりちゃんと
向き合って二人は幸せになった。
みくりちゃんは早い段階で平匡さんの
自尊感情の低さに気づいて
いろいろ手を打って平匡さんを思いやって
自分で幸せをつかんだ。
私はたぶん他人のことが
わからない人間なんだろうな。
彼のことをもっと
理解してあげられていたら
クリスマスにこんなやるせない
気持ちにならずに済んだんだろう。
一人の人とちゃんと向き合えないから
いつまでたっても成長できずに
同じことの繰り返し。
誰とつき合っても同じ。
自分が変わらないと
自分が成長しないと
一生涯、自分を必要としてくれる人なんて
現れない
自分の居場所なんて見つけられない。
今年のクリスマスはそんなことを
思った。
何はともあれメリークリスマス。
あなたにも良いクリスマスを。