第144回簿記試験3級、受けてみた1

結論から言うと、試験はびっくりするほど簡単だった。簡単だった=解答できたっていうわけではない。

過去問は結局直近3回分くらいしかできなかったけど、あくまでも過去問と比べて簡単だったという話。

試験終了後の解答速報を見ると、100点満点中50点程度、最低でも40点はとれたかなという感じ。ただし合格は70点以上。

おそらく当たり回だったにもかかわらずこの有り様だけど、自分的には満足している。

10月半ばから勉強を始めて10月中はわりとみっちり勉強して、11月頭から過去問を始めた。前半10日間はがんばれて、後半10日間は一切できなかった。

前日の夜まで受験するのはやめようとまで考えていた。どうせ落ちるのはわかりきっているし、まだ体調も万全じゃない。

テキストも開かず朝方までネットでドラマを見ていた。朝方に眠ったのに3時間ほどで自然に目が覚めた。やっぱり受けようと思った。

ラスト10日間は何もできなかったけれど、それでも1ヶ月程はしっかり勉強した。受験料も払っているし、問題を入手するだけでもいい。

幸いにも試験会場は自転車で行ける距離。次回受けるための練習と思えばいい。もし今日受験しなかったら、後から思い返したときにきっと後悔する。

それも理由がふられて落ち込んで心身ぼろぼろになって受験すらしなかったなんて、本当に目もあてられない。

心身ぼろぼろで受験できなかったっていうよりも、心身ぼろぼろだったけど
受けて落ちたっていうほうがナンボかましだろうと思った。

そう思えるくらいにはメンタル的には少し元気になっていた。前日はほとんど何も食べられず不健康この上ないし、外出もせずにうつうつと引きこもっていたから、このままじゃ本当に落ちていくだけだと思ってなんとか外に出た。

外へ出ると思いの外あったかくてお天気がよくてほんわかした気分になった。

いつの間にか紅葉していた木々を眺めながら、近所の高校まで自転車でのんびり進む。試験会場は高校の教室で昔ながらの茶色い机とイス。教壇。黒板。薄いカーテン。

懐かしいにおいがしたその刹那、試験のことは一切忘れていた。自分が今どこで何をしてるのかふわふわとした気分になった。

スポンサーリンク
Twitterはこちら

フォローする