婚活の思ひ出

先日書いたように
私は婚活経験者である。

経験者であり脱落者である。

もともと結婚願望や子供願望が
強くはなかった自分だけれど

ずっと一緒にいたくて結婚したかった人と
その願いが叶わず

もうこの先誰と一緒にいても
どうせ同じだし

それならほどほどの人と結婚をしようと
婚活に足を踏み入れた。

お見合いパーティーと
婚活サイトを中心とした活動をしていた。

お見合いパーティーで
カップルになって食事をしたり

婚活サイトでも数人と会って
食事をしたりした。

その間に内輪の合コンやパーティー
飲み会サークルにも頻繁に参加して

出会いに満ち満ちた日々を送っていた。

お見合いパーティーで
先に書いた人に出会って

結婚を前提につき合うこともできたけど
やっぱり自分は

結婚を目的とした出会いに
どうしても違和感が拭えなかった。

不快な思いもたくさんしたし

思ってもいないほどの
エネルギーが必要だった。

一方で合コンや飲み会サークルなんかの

不特定多数の人と
一度にたくさん出会える集まりが
楽しくてしかたなかった。

合コンが合コンを呼び
出会いが出会いを呼ぶ。

男女係わらずたくさんの
知り合いができて

いろんな生活、性格、環境、職業、
価値観、人生をもつ人が

何のしがらみもなくただ
集まって飲むことが楽しくてしかたなかった。

自分の世界が価値観が
どんどん広がっていくような実感があった。

不特定多数の人との出会いの中で
いいなと思える男性もいて
食事をしたり出かけたりしていた。

ただ結局自分は結婚を目的ではなく
好きな人と一緒にいるための
手段としか思えず

婚活に対する意味を見出だせなくなり
婚活からは足を洗った。

婚活で成功することと
好きな人に出逢うこと。

同じように思えるけれど
まったく別の世界の話。

どちらも大変でどちらも奇跡。
私はたまたま好きな人に出逢えた。

その奇跡に感謝。

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