守りたいもの

熊本県を中心とした地震で
被災された方へ
心よりお見舞い申し上げます。

月曜日にまたいつも通り出勤して
またいつも通り仕事が始まる。

大きな災害が起こると
あんなに嫌気がさしていた仕事でさえ

いつも通りが
いとおしく思える。

阪神大震災の頃は中学生で
大阪市内の南の方に住んでいた。

神戸は距離的には近かったけど
自分の生活にはあまり影響もなく

どこか遠い世界のような感覚で
テレビを見ていたように思う。

東日本大震災の頃は大阪市内で
ひとり暮らしをしていて

毎日テレビをつけるのがこわくて
だけどテレビをつけないのもこわくて

もうこの世は終わるんじゃないかと
思っていた。

東日本大震災の翌年の夏に一人で
東京からボランティアバスに乗って

気仙沼市でボランティア活動をして
被災者の方の体験を伺い
被災地の見学をした。

海の見えないほど内陸まで
乗り上げた船を目の当たりにした。

当たり前じゃない景色。
いつも通りじゃない景色。

いつもある景色が
いつも隣にいる人が

絶対的ではないことを
こんなときにしか思い出せない。

大事なものを
ちゃんと大事にしないといけない。

仕事も人間関係も
終わらせることは簡単だし

不可抗力で
終わってしまうこともある。

だから日々、最善を尽くさないといけない。

しんどくても自信がなくても
勇気がなくても苦しくても。

自分の大事なもの大事な人
自分でちゃんと守らないといけない。

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