一人でいる方が楽しい。
彼に言われた。
少し遠出をしていて
朝からなんとなくぎくしゃくしていて
帰りがけにけんかして
彼が私に放ったコトバ。
私とは今後もう一緒に遠出を
するのはやめると言われた。
話し合って改善の道を一緒に探る気も
さらさらないと。
きつい一言だった。
彼と一緒に出かけることが
できないということは
前輪を失ったバイクのような
いくらエンジンをかけても
後輪があっても
つんのめって前進できず
停滞するか倒れるかの結果しかない
私にとってはそんな結末しか
想像できない選択。
彼を好きになった要素の
大きなひとつに
一緒にいろんなところに
出かけられる人だったから
自分と同じかそれ以上に
出かけることが好きで
フットワークが軽く好奇心旺盛な
そんな彼と一緒にいることが
すごくすごく好きだったから。
彼は善くも悪くも本音の人で
やめると言ったことは心からのコトバで
もう私が今更何を言っても
どうしようもないのはわかっている。
普段彼は私にすごく
優しくしてくれるのに
こんなにも悲しいコトバを
言わせてしまったのは
私に原因があるんだと思う。
私に思いやりが足りてなかったから。
私はいつもそうだ。
知らず知らずのうちに
自分中心に物事を考えて
彼に甘えて疲れさせて
結果彼の言動だったんだと思う。
前のサーファーの彼のように
これから彼もまた私から離れていって
しまうのかもしれない。