土日は彼とうちで
だらだらとしていた。
土曜日の午後にうちに来てくれて
日曜日の夕方に帰っていった。
彼は今はフリーランスの
生活なので
私の休日に合わせて
会いに来てくれる。
私は土日が休み。
私が休日を彼とばかり
過ごしていることを
彼は気にしてくれている。
友達と過ごしたり自分の用事をしたり
休養をしたり
休日に自分の時間も
必要じゃないのか。
土曜日は自分の時間にして
日曜日~月曜日とか
金曜日~土曜日とか
平日を絡めても
自分は融通きくからと
提案してくれた。
それにそんなに必死に掃除しなくても
自分も一緒に掃除したりするよ、と。
要するにもう少し
肩の力を抜いて
会った方がいいんじゃないかと
いうことだろうと思う。
近頃は彼がうちにいることが
生活の一部になりつつあって
彼の部屋着も歯ブラシも
彼専用のバスタオルもうちにある。
うちに見られて困るようなものはないし
ある程度片付いていれば
いつでも彼に滞在してもらえる
準備は整っている。
だけど彼には彼の
私には私の別々の家がある限り
彼はやっぱりお客さんなんだと
思う部分も大きくあって
彼との距離をもっと
縮めたいと思う反面
休日を含めた自分の生活と
彼との距離感に戸惑うことも多い。
いつも一緒にいたいし
朝起きて彼が隣にいることに
この上ない幸せを感じている。
だけど日曜日には帰宅してしまう彼。
さみしい。
だけど自分の時間もほしい。
すごく抽象的な感情で
じゃあどうしたいんだと聞かれたら
なんにも答えられない。
ただ今日も彼に逢いたい。
それだけはハッキリしている。