居場所を見つけた

シルバーウィークいろいろあって9連休のうちの4日間、彼と会うことになった。そして正式に彼氏彼女の関係になった。

彼とやり取りを始めたのは暑い暑い夏のはじまり。いろいろあって夏も終わってこの秋のはじまりに一緒にいることを選んだ私たち。

自分の気持ちを確定させるまではあーでもナイこーでもナイとうだうだしていた自分だけど、一度確定させた好きという気持ちはすごく自然で違和感がなかった。

彼と手をつないでくっついている時間。彼が愛しそうに私の髪をなでてくれるその瞬間。つらかったこと苦しかったこと、たくさん泣いて考えて向き合って乗りこえてがんばってきたこと、全部報われたような気がしてわんわん泣きたくなった。

この瞬間世界中で一番幸せなのは間違いなく自分だと思った。

こんなにおだやかで満たされていて幸せな気分になれているのはどれくらいぶりだろう。失恋したこと以外は万事順調で落ち着いた日々を過ごしていたけれど、なにかぽっかりと穴があいていたような毎日だった。

一人は気楽で気ままで自由だったけれど、やっぱり自分は一緒にいてくれる人がいないと自分らしくいられないみたい。

大切に想う人がいて想ってくれる人がいてくれて、そういう自分が一番元気でいられる。

いつから彼のことを好きだったのか、彼に聞かれてずっと考えていた。最初から好きだったような気もするし、すごく最近のような気もする。

おそらく初めて会うまでの1ヶ月間のやり取りで、彼がいないとダメな生活になっちゃっていたんだろうと思う。

一人旅に出かけても結局彼のことが気になって、綺麗な景色を見てもおいしいものを食べても彼と来たかったなって思うことしかなかった。彼のいるところに早く帰りたくて、自分の居場所に戻りたくてしかたなかった。

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