2015年6月中旬。
私のカメラライフの第一歩。
新しい自分の第一歩。
やっぱり海から始めたい。
週末に海へ出かけた。
明石大橋が目の前に見える海岸。
彼と一緒にいる時
何度も一緒に見た明石大橋。
カメラと出逢った生見海岸への旅で
渡った明石大橋。
海と明石大橋を撮りたくて。
いろんな想いがつまった
明石大橋は綺麗だった。
梅雨時期でくもり空。
風も波もほとんどない。
たまに膝くらいまで上がる波を
追いかけてなんとか撮ってみる。
波の動きについていけず
シャッターチャンスを逃す。
そのうちに海鳥が
たくさんやってきて
その撮影に夢中になる。
気がつくと数時間海にいて
海風も強くなってきた。
シャッター速度と光の調整については
勉強してきたけれど
くもり空で海を撮っても
ただどんよりとした写真しか撮れない。
そのうちに海鳥もいなくなって
くもり空にうんざりしてくる。
私のスタートラインは
こんなにもどんよりしている。
撮れた写真を見てみても
暗くて辛気くさいものばかり。
明るさや色味を調整しても
根底に流れている空気感は暗い。
彼と一緒に見ていた
同じ景色とは思えない。
すごくキラキラして圧倒的な
景色だったハズなのに。
彼がいないと私にはこんな風にしか
見えていないのかと思うと愕然とする。
私はこんな暗い写真しか
撮れないんだろうか。