現実を受け入れる作業

私が元気を取り戻していく過程で
すごく効果的なことがあった。

それは失恋したことを
声に出して話すこと。

失恋直後は親友に泣きついて
本当に助けられた。

そして少し時間が流れて
飲み会ざんまいだった頃

私は知らない人たちに
失恋話をしまくった。

飲み会だと恋愛話になることも多く

知らない人だからこそ
変な見栄とかもなく

素直に話すことができた。

どういうつき合いをしていたのか。
彼の言動、私はどういう気持ちだったのか。

声に出して他人に伝えることで
想像以上に現実感がわいてくる。

好きだったけどフラれたんだーって
軽く発言した自分のコトバに

後になって打ちのめされたりもした。

聞いてくれる人は
私のことも彼のことも知らないから

一番フラットな状態で聞いてくれる。

私もなるべく客観的に話すように
気をつけて話した。

後から考えるとそうやって少しずつ
現実を受け入れていってたように思う。

たいていの人は私の失恋話を
真面目に聞いてくれた。

知らない者同士だからこそ
相手も変な遠慮とかなく

なんでフラれたの、と
直球で聞かれることも多くて

私はその都度その都度
たくさんたくさん考えて

その時の精神状態でMAXの答えを
聞いてもらっていた。

女性はたいてい彼のことを
バカだと言った。

男性はたいてい
それはしゃーないなと言った。

ある時、年下の男の子に

私と彼のいきさつを詳しく聞かれて
ありのままを話した。

そしたら

“健気すぎるっっ!!”

って、大爆笑された。

初めてのリアクションだった。

彼のサーフィン見たくて

真冬の日本海にくっついて
行ってたっていうくだりのところで

大爆笑された。

そうか、、ここ笑うところなのか。

その時肩の力がストンと抜けた。

そっか、、、

私、、けっこうがんばってたよね。

彼の生活に早く馴染みたくて
慣れないことにも必死でチャレンジした。

ダメでもダメなりに
バカみたいに一生懸命がんばってたよね。

笑ってくれる人がいて
本当にありがたかった。

彼と離れてから初めて少し自分を
褒めてあげたくなった。

スポンサーリンク
Twitterはこちら

フォローする