状況が変われば気持ちも変わる
うっかり元彼のSNS関係を見てしまって、おそらく新しい彼女とのリゾート旅行記を見せつけられた私。いったんどん底まで落ち込んだけど、思ってもみない感情がわいてきた。
それは、今なら彼と友達付き合いできるんじゃないだろうか、ということ。私は基本的に男女の友情は成立しないという考えの持ち主なんだけど、唯一例外のパターンがある。
それは、どちらかにパートナーが既にいる場合。今回の場合、彼に彼女がいるとなると、私ももう彼を男性としてというより友人として接するしかなくなる。そういうとこ真面目だから。
友人になれるかも
別れるときに彼に友人として付き合いたいと言われて辞退したけれど、私もできることなら友人になりたかった。彼も私を嫌いになったわけではないと言っていたし、彼に新しい彼女ができた今こそ、友人になれるかもしれない。勝手だろうか?
彼のことは男性として本当に大好きだったけど、根本的に彼の人柄が好きだった。1年つき合って、けっこう頻繁に会って、一緒にいろんなことを見て感じて笑って。楽しかった。
私と彼は全然違うタイプの人間だったけど、なんで一緒にいてこんなにもしっくりくるのか、分析好きの私は一度真剣に分析してみたことがあった。
分析結果
そのときの結論は、育った環境、家庭環境が似ているから、ということに落ち着いた。一般的で常識的な両親に大事に育ててもらって、今でも親とはほどよい距離感で良好な関係。そのおかげで安定的なアイデンティティは確立できている。結果的に価値観が似てくる。
私がなんでこの結論に至ったかというと、サーファーの元彼の家庭環境がめちゃくちゃで私には想像にも及ばない感じだったから。
サーファーの元彼はいわゆる毒親の元で育って、若いうちに家を飛び出して何年も絶縁状態、今でも親を憎みたいけど憎みきれない、そんな感じの人だった。
私はそういう環境で育った人のことを本当には理解はしてあげられなくて苦しんだ。その時に、育った環境って大事だと思った。
ふられたときも私とは違いすぎると言われたけれど、育った環境が違うのはもう変えられないから、それ言われたらどうしようもないよね、と思った。私にそれを受け止められる器があれば良かったんだけど、私も未熟で無理だったし。
そんな経験があって、私は育った環境、家庭環境が近い彼と一緒にいることに居心地の良さを感じるんだなと分析していた。
友人シミュレーション
それでもまだ彼女との旅行記を見る勇気はないから、久々に直接連絡を入れてみた。旅行行ってるんだね、と当たり障りのない内容。そしたら普通に返事が返ってきた。
そうか、、これが友人として付き合うということか。私は前を向くためには彼を遮断して彼との過去を封印して生きていかなきゃダメだと思っていたけれど、もしかして間違っていたのかもしれない。
彼は刹那的な生き方をしていて彼女でいるのはしんどいけれど、友人だったら案外楽しく付き合えるのかもしれない。
またいつかゆっくり話せる日が来るかな?友情をつくれるかな?先のことはわからないけれど、今まで苦しくて辛かった気持ちがスッと引いていくのがわかる。今、元彼の呪縛は解かれた。